小菅神社奥社へ・その2

浅葉野庵

2012年08月30日 11:33

その1の続きです。

愛染岩を過ぎると、大きな杉の木や石がところどころに見られます。
昔の修業者や参詣に来た人たちにとって、ひとつひとつが意味のある自然物だったようです。

太鼓橋の表示がある橋(現在は、少し危なかっしい平らな橋)を過ぎると、唯一景色が開けるところがあります。
こちらからは、大きく流れる千曲川や斑尾山・黒姫山を眺めることができ、爽快です。


ここまでくると奥社はもうすぐです。

そこから進むと、不動岩が見える崖に出ます。
谷の向こうに見える岩壁が不動岩で、真ん中辺りに不動明王が置かれているのですが(石仏で、こちらからは長四角の石に見えるものです。)、そこまで石仏を運んだのか、そこで石に彫りこんだのかはわかりませんが、人が行けるのか!?と思えるほどの垂直な岩壁です。

不動岩を眺めたあと、少し進むと右と左に道が別れています。
右には「参道→」と表示があります。
左には「探勝←」と表示されています。

右へ行くと、鎖場(くさりば)から鎖につかまって岩を登り奥社へ登るという道になります。
左へ行くと、普通の山道を歩いて奥社へ行く道になります。

現在は奥社本殿の修復工事が行われているため、手前で立入禁止となっています。

立入禁止となっているにも関わらず、地元の方と作業現場におじゃましてしまいました。
本殿には近づけませんが、下の方で行われていた作業を見せてもらい、すぐに退散しました。

ここまで、写真を撮ったり水飲み休憩をしながら約1時間の道のりでした。
(ちなみに毎日ふもとから徒歩で通っている大工さん達は、30分程で着くとのことです。早いですね(^o^;)


現在は、奥社修復作業が行われているため参拝はできませんが、作業の音が参道の下の方まで響いてるため、なんとなく安心して登ることができました。

でも、もちろん山にはいろいろな動物がいますから、草藪の音などに警戒しながら登ったほうがいいですね。

小菅神社奥社までの道のりを簡単にご紹介させていただきました。
もし行かれる方は歩きやすい靴と、水やお茶などを持っていくことをお薦めします。
(^O^)
写真は、大工さんが作業をしているところと、修復中の奥社です(光の反射と木があってよく見えなくてすみません)。